転職

失敗しない企業選びのコツ

転職サイトに登録したけど、掲載企業がたくさんありすぎて
どの企業へ応募したらいいか迷う


・現職の職場環境が良くなかったので、次の職場は失敗したくない!


転職活動を始めるにあたり、こういう悩みを抱える方は少なくないと思います。

転職回数7回を経験した筆者が、失敗しないための応募する際に気を付けるべき点を説明します。

Contents

次の転職で叶えたい条件を明確にしておく

転職をする」ということは「現状にはない何かを得たい」からこそ行うことだと思います。

次の職場で何を叶えたいか。

・キャリアアップしたい
・もっとやりがいのある仕事がしたい
・今とは違う職種にチャレンジしたい
・年収を上げたい
・労働環境を変えたい(勤務地/人間関係など)

人によって理由は様々だと思いますが、この転職で「現状の何を変えたいか」をまず明確に自分の中で定めておくのが大事です。

ここがブレてしまうと、たくさんの時間と労力を使って内定をもらった企業に入った後に「こんなはずじゃなかった」という事態に陥りかねません。

多くの企業とやり取りしていくと、転職活動の途中でここがブレてきてしまう人が意外と多くいると思っています。
筆者自身も昔の転職でこの部分を曖昧にしていたせいで、入社後に失敗したという経験があります。

応募する企業を選ぶ際には「この会社に入ったら今の自分の希望は叶えられるか」という目線を忘れずに行うことが何よりも大事なポイントです。

フィルタリングをする

次の転職で現状の何を変えたいかが明確になったら、実際に企業を選んでいきます。

企業を選ぶ際には主に「転職サイト」と「転職エージェント」を利用する場合と、直接企業のコーポレートサイトから応募するケースがあるかと思いますが、基本の精査の仕方は一緒です。

ここでは一番利用頻度が多くなる「転職サイト」を例にとって説明していきます。

最新のおすすめ「転職サイト」と「転職エージェント」に関しては下記の記事に記載してますので、こちらもぜひチェックしてみてください。

チェック
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まず行うのは「フィルタリング」です。
どんなサイトにも必ず企業の検索条件が設定できます。

まずは自身の希望条件に合わせて、下記の項目を必ず設定しましょう。

・職種
・業種
・勤務地
・年収
・経験/スキル
・雇用形態


職種と業種についてはこれからやりたい仕事の内容ですね。
例えばWebエンジニアの仕事を探したければ
・職種=Web・インターネット・ゲーム
・業種=IT・通信系

といった感じですね。

勤務地はその名の通り勤務したい場所。
都内に住んでいるなら「東京都」を選ぶ形です。
ただ最近ではWeb系の職種の多くは「リモートワーク」を推奨している企業が多いので、必ずしも居住区で選ぶ必要はなくなってきています。
ここについては実際の募集要項をみて「リモートワーク可」とか「全国勤務OK」などの条件があるので、遠隔地で働きたいと考えている方はこの募集要項をしっかり見る用にしましょう。

年収は転職する上で最低このくらいの年収が欲しいとという最低ラインのレンジを設定します。
特に「年収を上げたい」という条件が最優先の方はかなり重要な項目となりますので、必ずこの年収は欲しいという最低ラインを設定することを忘れずに行ってください。

経験・スキルはこれまで自信がどんな内容の仕事をしてきたかを指定する項目です。
ここは企業側がスカウトなどを送る際に第一条件として絞って検索する項目なので非常に重要です
少しでも経験がある業務であれば積極的に設定をしておきましょう。

雇用形態は「正社員」「契約社員」「業務委託」などをどんな形で会社と雇用契約をしたいかを指定します。
自信が希望する雇用形態を設定しておきましょう。

他にもそれぞれのサイトによっては「こだわり条件」を設定できる場合があります。
会社の規模(従業員数)や休日、勤務時間、福利厚生など様々あるので、自身が「ここは譲れない」という内容があれば設定しておくことをおすすめします。

転職サイトなどには相当数の企業が掲載されているので、このフィルタリングをすることによって、少しでも自分の希望に合った企業に絞ることが出来るので、必ず一番最初に設定をしておきましょう。

大手とベンチャーどっちがいい?

よく「大手とベンチャーではどっちがいいの?」という質問があります。

筆者自身は大手もベンチャーも両方経験しているのですが、結果からいうとどっちがいいというのはありません
というのも、それぞれ特徴があって、希望する内容によって選ぶ選択肢が変わるからです。

大手はその名の通り、企業自体の売上・利益・社員数が多いので、大規模なプロジェクトに携われます。
福利厚生がしっかりしていることも多いですし、働く環境としてはとても快適です。

但し、社員数が多いということは1人1人の裁量は小さくなるということになります。
要は幅広い経験があまり出来ず、個人の成長スピードは遅いと私自身経験して分かりました。

一方でベンチャー企業はまだ設立から間もない会社なので、いろいろな社内ルールや福利厚生などもこれから作っていくという段階です。
そのため、結構短いスパンで社内のルールや組織がいろいろ変わります

ただ社員数もまだ少ないということもあり、1人の裁量がとても多いです
自身の担当領域以外のことも積極的に頼まれるので、個人の成長スピードは圧倒的に早いです

このことからも分かる通り、大手とベンチャーとどっちがいいかというのはそれぞれの希望や体質によっても変わってきます。

・大規模なプロジェクトに関わりたい
・いろいろな福利厚生などの恩恵を受けたい
・あまり大きな変化を好まない

こういう方は大手企業への入社が向いているかと思います。

・自分の役割にとらわれず様々なことに挑戦したい
・いち早く成長したい
・いろいろな変化に柔軟に対応出来る

こういう方は間違いなくベンチャー企業で働いた方が良いと思います。
将来独立したいと思っている方もベンチャー企業の方が得られる経験として、早道かもしれません。

ちなみに年収でいうと、どちらの方がいいとのはあまり関係ないです。
筆者自身はベンチャー企業の方が年収が上がりました。

筆者自身のこれまでの経験・キャリアについても下記の記事でまとめているので、興味のある方はぜひご覧ください。

チェック
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ブラック企業に入らないために

ここからは入社してから後悔しないように、ブラックと呼ばれる企業に入らないための選び方を説明します。

よく聞くブラック企業ですが、ブラックな内容にもいろいろあります。

・募集要項と書いてあることが違う(給料・待遇面など)
・強制的に無理な残業を強いられる
・パワハラ・セクハラが横行している

筆者自身も過去1社だけこういう企業に入社したことがあり、とても後悔した覚えがあります。

まずは転職サイトなどに掲載している募集要項で下記のような内容はまず怪しいと思って間違いないです。

いつまでも掲載している

誰もが聞いたことのある大手企業以外に何ヶ月にも渡ってずっと募集掲載している企業です。

なぜずっと募集掲載しているかというと、入社してもすぐに人が辞めてしまうからですね。
すぐに辞めてしまう(離職率が高い・定着しない)ということは上記に当てはまる何かしらの問題がある可能性が高いです。

現社員のモデル年収がやたら高い

掲載内容にはよく現社員のモデル年収を載せている企業があるのですが、この年収がやたら高いというのも注意です。

みんな転職するからにはちょっとでも高い年収で入社したいと思うものです。
これを逆手にとってモデル年収を高く掲載する


「こんなにもらえるのか」と思って入社したら、全然話と違うなんてことはよく聞く話です。
きちんとその業界水準がどれくらいか、それに対して誠実なモデルを掲載している企業を選ぶことが大事です。

募集広告が派手すぎる

サイトに掲載されている広告バナー(画像)がやたらと派手すぎる企業があります。

「年収〇〇万保証!」とか「未経験大歓迎!」とかの文字を大々的に書いてある広告です。

きちんとした企業であればもっと適切なアピールをして、これを大々的に扱うことはありません。
「実力次第で昇給幅が上がります」「未経験でもポテンシャルを重視します」など応募条件に記載する程度です。

広告バナーは見た目にインパクトがあるので、その気になってしまいがちですが、冷静に判断しましょう。


次は実際に面接に行った時の注意点です。
実際の面接でうまく答えらるかに集中しすぎて、意外と見落としがちだと思うのですが、企業に訪れるということはその会社の雰囲気を見られるチャンスなので、細かい所までチェックするようにしましょう。

社員の覇気がない

面接に行くと、面接官以外にその会社の従業員と接する機会があります。
受付で対応してくれる人、面接室まで案内してくれる人、また面接室に行く途中で社内で働いている人達の雰囲気も見ることが出来ます。

こういった人達の覇気がない(元気がなさそう・いきいきとしていない)場合は注意が必要です。

雰囲気がいい会社というのは会社全体に伝播します。
些細なことですが、笑顔で対応してくれるとか「今日は雨で大変でしたね」などちょっとした会話で和ませてくれたりする人がいるととてもリラックス出来ますよね。

こういう人達がいる会社はとても社内の雰囲気がいいです。
「そんなのことで分かるの?」と思うかもしれませんが、私自身も面接でこういった方達がいて「社内の雰囲気良さそうだな」と感じた会社はいざ入社しても、思った通りとても人間関係の良い会社だったことが多いです。

面接は面接官と話すだけの機会ととらえず、しっかりと社内の雰囲気を見てくるようにしましょう。

面接官の態度が横柄

面接する担当者にもいろんなパターンがあると思いますが、「面接を担当する」ということは「入社したら上司にあたる人」と同義と捉えるのが正解です。

この「入社したら上司にあたる人」が横柄な態度だったら、もうこの先が見えたようなものですよね。

誠実な人はどんな立場の人にも誠実に対応できます
立場が上になったからといって、横柄な態度で接するような人と一緒に仕事はしたくないですよね。

最近はオンラインでの面接も増えてきました。
オンラインであってもこの面接官の姿勢は分かると思います。

こういった面接官だった場合、もし内定が出ても慎重に考えることをおすすめします。

まとめ

たくさんの企業の中から入社する1社を決めるというのはとても大変な作業です。

でも会社は生活の中で多くの時間を費やす場所です。
企業側も採用する人を選びますが、応募者側も自身が働く場所を選んでいるという意識を忘れずにぜひ後悔しない企業選びを行なって欲しいと思っています。

あなたが「入ってよかった」と思える企業に出会うことを願っています!

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