就職や転職する際に学歴って本当に必要なのか?
そんな疑問に筆者自身の経験に基づいて書いていきたと思います。
ちなみに私自身は専門卒なので、学歴はないに等しい人間です。
そんな私が過去に学歴がなくて困ったという経験は皆無です。
いや冗談抜きで本当に困ったことがないんです。
自分はあまり裕福な家庭ではなかったので、大学進学はあきらめた(まああまり勉強も出来なかったのですが笑)のですが、高校生くらいの時はそれなりにキャンパスライフに憧れもありました。
でも今振り返ってみると、「行かなくて良かったな」というのが正直な気持ちです。
それよりも早く社会に出て、いろんな経験を積んだ方が余程価値があったなと感じています。
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少子高齢化で大学の価値が変わる
令和2年の時点の調べだと全国の大学の学校数は国立・公立・私立を含めると795校(東京都は143校)。
昨今少子高齢化の影響で大学の定員割れが深刻になっています。
入学定員に対する入学者数の割合(入学定員充足率)を見てみると、これが100%超となった(つまり、定員割れしていない)大学の割合は、平成8年度の96.2%に対して、令和元年度では67.0%へと大幅に低下しています。私立大学の3分の1は定員割れしているのが現状です。
この流れは受験生自体が毎年減っている中で、今後もさらに加速すると思われます。
難関校と言われる人気校はまだ大丈夫かもしれませんが、いわゆるFラン校と言われる大学では、入りたいと言えば誰でも入れる時代、または定員割れによる経営悪化でなくなる学校も増えてくると思います。
こうなってくると本当に大学に行く価値ってあるのでしょうか?
大学は高等教育機関
そもそも大学は高等教育機関として定められています。
研究員や医師、エリート官僚などより高度な専門性が求められる職に就く場合の教育を受ける場としては理解出来るのですが、一般的な企業に勤めるのに必要かと問われると疑問に感じます。
もちろん大手企業の場合、新卒採用の際は「4大卒以上」という制限をかけている会社もあるので、学生の就職活動にはまだ有利に働く事もあるかと思いますが、これも今後は変化していくと個人的には思っています。
奨学金の闇
またこの奨学金を使って大学に通ってる方も多くいらっしゃると思いますが、ここも注意が必要だと思っています。
奨学金の中には種類があって大きく「給付型」と「貸与型」というのがあります。字のごとく、「給付型」は返さなくていいもの、「貸与型」は返さなくてはいけないもの(借金)となります。
こうなるともちろん「給付型」の方が言い訳ですが、返さなくていい代わりにもちろん支給条件のハードルが上がります。成績もかなり良くないといけません。
一方、「貸与型」は返さなくてはいけないので、社会に出てから何百万という返済が始まります。
中には社会人になって返済が出来ず、自己破産したなんていうケースもあるようです。
色々と難色ばかり示しているようですが、もちろんちゃんと計画的に利用を考えている方であれば問題ないとは思います。
ただし、もしこのような将来返さなければいけない奨学金を使ってでも大学に行く価値って本当にあるんでしょうか?
自分は費用対効果も考えるとおすすめは出来ないなと思ってしまいます。
だったら早く就職して稼いだ方が長い目で見ても有意義だと感じます。
社会に出たら「成果」のみが問われる
前述しましたが、学生の就職活動のみでいうなら、まだ学歴は少し有利に働くかもしれません。
しかし、社会に一度出たら全くといって良いほど、「学歴」は関係ありません。
私自身もベンチャー企業から東証一部上場企業まで幅広く働いてきましたが、転職の際に学歴を問われた事は一度もありません。
じゃあ何が大事か?
それは「成果」を出せる人間かどうか、これにつきます。
これまでどのような経験をしてどういう実績を上げてきたか。企業としては高いパフォーマンスを出してくれる人材が欲しいに決まっているので、この部分しか基本見ません。
私が過去働いた職場の同僚にも東大や早稲田、慶應卒の人とか結構いたんですが、自分よりも年収低いなんてザラにありました。
高学歴=仕事が出来るという相関性は全くないんだという事も良くわかりました。

最後にちょっと前に林修先生が東大生に向けて話していた内容がとても刺さったので、ちょっと紹介しておきます。
社会に出たらこの表を意識しろと。
横軸のの「大卒」か「大卒以外」は重要ではなく、縦の「活躍」出来る人材か「イマイチ」の人材かにフォーカスを当てて、ぜひ上段の「1・2」になる人材を目指せと。
すごく分かりやすいです。
実際自分も社会に出て、同じ事を感じます。
ぜひ皆さんも「活躍」出来る人材を目指しましょう!
そうなれば自ずと「稼げる」人材へと繋がります。