私自身のこれまでのキャリアをもとに大手・ベンチャーの特色について書いていこうと思います。
今回は後編ということで前編については下記の記事をご覧ください。
これまでのキャリアを公開!大手。ベンチャーそれぞれの特色とは【前編】
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4社目:エージェント(エンジニア・クリエイターに特化した人材派遣・紹介)
3社目のブ○ック企業で痛い目に合ってから、転職は事前のリサーチが非常に重要だということを身に染みて感じたため、この転職からリサーチを強化し、転職サイトや人材紹介会社など様々なものを駆使して活動を行うようになりました。
3社目の項目で書いた通り、元々営業のスキルを付けたくてポジションを探していたので、今回もそこに照準をあてて転職したのが、こちらの会社。
まだ創業間もないベンチャーで社員数も入社当時で20人ちょっとくらいの規模でした。後述しますが、ベンチャーは成長のスピードを上げたい方にはうってつけの環境だと思います。
基本少数精鋭の体制なので、任される裁量が本当に多く、自分もとても多くの経験をさせて頂きました。
メイン事業がエージェント(人材派遣・紹介)なので、エンジニアとWeb系のクリエイター(WebディレクターやWebデザイナーなど)に特化した人材と、そういった人材を欲している企業との橋渡し的な役割なので幅広い業界知識を得る上でもとても良い経験をさせて頂いたと思っています。
5社目:コンテンツプロバイダー(i-mode)
営業の仕事も板に付き、結果も出せてだんだんと自信もついてきた頃。
4社目で取引していたクライアントが「自社サービス」を持っている企業が多かった事もあり、自社サービスに携わってみたいという思いが強くなりこちらの5社目の転職を決意。
当時はまだガラケーが主流でドコモのi-modeというサービスに月額課金でサイトを運営している企業が多数あり(i-modeバブルで本当に儲かっている会社がいっぱいあった)、こちらもその1社でした。
展開していたコンテンツがデコメやきせかえツールといったコンテンツ。(懐かしい、、、)
自分は社内で運営しているサイト用に作ったコンテンツを基に外部のナショナルブランドに向けてキャンペーンなどで使ってもらえるような企画・提案を行い、納品までのディレクションを行ってました。
会社が渋谷にあったんですが、この頃から渋谷にIT企業が増え出した気がします。
6社目:動画配信サービス
この頃にiPhone3Gが発売になり、携帯がガラケーからスマホへと徐々にシフトチェンジしていった時期。
今後より光速な通信が可能となり、動画も手軽に見られる時代になろうかとしていた時だったので、この時流に乗らない手はないと考え、動画配信サービスのニ○ニコ動画を運営している会社へ転職。(もう会社名分かっちゃいますね笑)
番組を含めたコンテンツの企画からディレクション、外部の企業へのコラボ提案や芸能プロダクションへの番組出演オファーなど幅広い業務を担当してました。
あと、実際足を運ばれた方もいるかもしれませんが、年に1回幕張メッセで大きなイベントを開催していて、このとある出展ブースの責任者とかもやってました。(イベント当日は準備などでほぼ寝れずに本当地獄だった、、、)
実際自身が経験したなかで最大手の企業がここです。(なんだかんだ一番長く在籍していたのもここです)
一部上場企業(今はKADOKAWAの傘下になってます)、社員数も1,000人以上いたので大組織の中で働くという経験をさせてもらえたのはとても有意義だったと思います。
7社目:アプリ開発
ド○ンゴでは本当にいろいろ経験をさせてもらっていたのですが、5年目くらいから「ここにずっといても今以上のスキルの伸び代は見込めいない」と思い始めるようになり転職を決意。
いろんな経験はさせてもらって今でも本当に感謝しているのですが、やはり大手の壁というか担当出来る仕事の幅に制限がどうしてもあったんですよね。社員1,000人もいればそれは業務も細分化されるんで当たり前ではあるんですが、、、
仕事をするうえで、「自分自身の市場価値をあげる事」をモットーにしている人間なのでそこら辺はどうしても貪欲になってしまいます。
という事で転職したのが、アプリの受託開発をメイン事業としているベンチャー企業です。
昔はアプリメインで開発しているベンダーとか少なかったのですが、最近は増えましたね。
ここで私はWebディレクターとして、某出版社の公式アプリ、某大型イベントの公式アプリ、某大学の公式アプリなど様々なアプリ開発のディレクションを担当させて頂きました。
クラアントが大手が多く、展開内容や予算の規模も多くとてもやりがいがありました。
8社目:アプリ開発
ここが現職として所属している会社です。
事業ドメインは7社目とほぼ同じで、アプリの受託開発をメイン事業としているベンチャー企業です。
同じアプリ開発ベンダーでなんでわざわざ転職したの?と思われる方もいると思います。ここはリファラル採用で入社しました。
要は紹介ですね。以前同じ職場で働いていたとても信頼出来る仲間からお声がけ頂き、転職を決めました。
今はアウトドアブランドの公式アプリのプロジェクトでPM兼Webディレクターとして働いています。
一貫性の中に多様性を求める
さて、私自身のこれまでのキャリアをご紹介させて頂きましたがいかがでしたでしょうか?
途中で職種も変えているし、何だか一貫性がないなとか思われるかもしれません。
しかし、私の中ではある一つにおいて一貫性を重視してきました。
それは何かというと「ITの分野からは外れない」という事です。
エンジニアから始まって、営業を経験してそして今はWebディレクターをやっている。一見一貫性が内容に見えますがある分野に特化していれば経験してきたことが掛け算になる。ここ重要です。
これからは個の時代。自分自身の市場価値をより高みに上げていくためには一つのことだけをやっていても限界がある。
いろんな経験をしてそれを掛け合わせていくことで、相乗効果としてあたなの市場価値はさらにレベルアップしていきます。
あまり相関性のない分野を跨いでいろいろやっても、うまく相乗効果として働かないので、同じ分野または近しい分野で掛け合わせられる経験を積むことが大事です。
多様性が求められる時代となったことで、一つのことを極めるよりも70〜80%くらいの力量でいろいろな事が出来る人の方が、今後市場価値が高い人間として重宝されると自分は感じています。
大手とベンチャー、働くなら結局どっちがいい?
これよく聞かれる質問ですだったりします。
自分自身もキャリア紹介で記載した通り、大手もベンチャーもどちらも働いた経験があります。
その上でどちらがおすすめかと言うと、、、自分は経験出来るならどちらも経験して損はないと思っています。
よく大手は安定志向、ベンチャーはバリバリやりたい人みたいな括りをされますが、正直そんな事はないと思ってます。今は大手でも普通に潰れる時代ですからね、、、
なのでそんな事よりも、将来なりたい自分を想像して、今経験したい事を優先して決める事が大事だと思います。
自分は早く成長したい方なので、ベンチャーのスピード感とある程度裁量を持って出来る方が好みなのですが、大手だから出来るパワープレイというか、莫大な予算かけたプロジェクトとか経験してみたかったので大手の企業にもチャレンジしました。
あとは年収の上がり方とかも双方で違うので、ここら辺気になる方もいると思うので、お金の話はまた別の記事で書きたいと思います!